感情の詩

空は泣き止んで雲は逃げていく

冬は止みかけて春の音がする

君が横顔に垂らした

一粒の雫が刺さり試練を与えたね


ずっと見て見ぬふりして重ね合わせた心の奥に

一筋の光が漏れて割れを紡いでく


こっちおいでとアナタが言うから言う通りにしただけなのに

進み続けて行き着いた先に感情なんてなかったんだ


空は泣き始め雲は集まって

春は散りかけて夏の色染まる

君が横顔に垂らした

雫が混ざり、心を繋ぐ鍵


ずっと見て見ぬふりして騙し続けた心の奥に

一言の本音が漏れて割れを広げてく


あっち行ってとアナタが言うから言う通りにしただけなのに

奏で続けて溢れた音には感情なんてなかったんだ


こっちおいでとアナタが言うから言う通りにしただけなのに

語り続けて行き着いた解に感情なんてなかったんだ


私はアナタと共にいるよ