時を刻む街

文字盤は黒ずんだ

道幅は徐々に狭く

動き続く針は少し遅れ気味

 

ため息を1つ吐いただけで

暗闇は濃さを増してく

震え声はまた響きを取り戻す

計算機は役に立たない

見積もりはどうも際立たない

鳴き声はかなり昔に傷ついた

 

前から後ろへと進むことはない

3つ線を引いて歪んでいく

 

時を刻む街に僕は1人

見上げると透明の天井 日は昇らず

出会う数1つ1つに幾つもの思いを浮かばせ

もうわかんない!わかんない!わかりたくないや

眠りもうひと息だけ

 

繁忙期はろくに絶たない

2日ぶりの情緒役立たない

柵を越え1人夜空を見渡す

 

次から次へとどうも遜色ない

過去を洗い流すたびに歪んでいく

 

時を刻む街に僕は1人

仕上げると光り輝く歯車に

出会うはずの1人1人にいくつもの思い出刻ませ

もうわかんない!わかんない!わかりそうなんだけれど

 

大きな手 目立つ香り

花畑の針の音

こればかりは耐えらんないや

 

時を刻む街に僕は1人

見上げると透明の天井 日は昇らず

出会う数1つ1つに幾つもの思いを浮かばせ

もうわかんない!わかんない!わかりたくないや

時を刻む街に僕は1人

仕上げると光り輝く歯車に

出会うはずの1人1人にいくつもの思い出刻ませ

もうわかんない!わかんない!わかりたくないや

眠りもうひと息だけ